「風林火山」は、2007年1月7日から12月16日まで放送された大河ドラマです。

2017年、NHK BSプレミアムの大河ドラマアンコール枠で日曜日12時から再放送されています。

名作としてファンの間で評価の高いこの「風林火山」、2017年放送の「おんな城主 直虎」と時代的にもリンクする部分がありますので、是非、同時にご覧頂くことをオススメします。

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2017年6月4日12時から放送されたのは、第10回「晴信謀反」です。

武田晴信(信玄:市川亀治郎(現在の市川猿之助)さん)は、父信虎(仲代達矢さん)から廃嫡されかけており、家臣の前で追放を宣言されていました。

晴信は、このまま追放されるのでしょうか?

それでは、第10回「晴信謀反」のあらすじと感想と、いまさらながらのネタバレです。

今川が味方するのは、信虎か?晴信か?

信虎は娘婿である今川義元に、追放したのちの晴信を、預かるよう要請していました。しかし、晴信は、逆に義元に信虎を預かってほしいという書状を送っていました。二人の願いを聞いた義元は、母である寿桂尼(藤村志保さん)に相談します。

信虎は晴信に対して、「臆病者で思慮深さに欠けるうつけ者」と義元に伝えていました。一方の晴信は、義元に信虎を追放する理由として、信虎への家臣、領民の不満が募ってきていて、このままだと甲斐国が四分五裂になると伝えてきていました。晴信の書状の文面で、信虎の晴信への評価が違うと感じます。

今川への要請と同じ頃、晴信の教育係である信虎の重臣、板垣信方(千葉真一さん)は、他の重臣、飯富虎昌(金田明夫さん)、甘利虎泰(竜雷太さん)に晴信が信虎を追放しようとしていることを伝えて、二人が晴信に付いていかないのなら、板垣自身が信虎に謀反のことを伝えて晴信を切る。と言います。

飯富は、脅すのか?と言い、甘利は晴信の言い分も正しい。自分達も信虎の横暴を抑えてきていた。と言います。しかし信虎を追放したからと言って、晴信が家督を継げるような器かどうか疑問があると言います。

板垣は、足らない晴信の器に自分達が水となって満たそう。信虎の器か晴信の器か、どちらだったら満たしきれるか?と二人を説得します。そうなると当然晴信の器の方です。甘利は、板垣とはもとより一心同体であると言います。飯富は、他の重臣を説得することを引き受けます。ただ、駿河の今川がどちらに付くか不安を感じていました。

晴信は、信虎に敵視されないように和歌に興じたりして「うつけ」を演じたこともありました。家臣も晴信の真意がわからず、振り回されていましたし、完全に信じきれないのもわかる気がします。

勘助はその頃、信濃の海ノ口城の戦いで晴信に寸止めをされて命だけは助けられており、古びた寺で鬱々として暮らしていました。板垣の家来になっていた、死んだ恋人ミツ(貫地谷しほりさん)の兄、伝兵衛(有薗芳記さん)に晴信から今川に書状が送られたことを伝え聞いたり、武田の家臣が話しているのを立ち聞きしたりして、諸国の情勢を探っていました。

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真田も武田に攻められていた

信虎は信濃侵攻しており、勘助が入っていた海ノ口城もその一つだったが、次は小県、海野城、分家の真田幸隆(佐々木蔵之介さん)がいた松尾城も攻め落とされていました。

幸隆は、昨年の「真田丸」の真田信繁(幸村)の祖父で、このドラマではまだ信繁の父、昌幸も生まれていません。幸隆は城を出て、真田の郷を「敵に付いても生き延びよ」と家臣たちに託し、上州へ逃れていきました。道中勘助が待ち受けて話を少しします。ここで一旦別れますが、のちにまた再会します。

「真田丸」で真田家は、忠実な武田の家臣ですが、この頃はまだ敵であったようです。真田家は、1988年の「武田信玄」で、同じく真田幸隆を演じた橋爪功さんや、「真田丸」で幸隆の三男、真田昌幸を演じた草刈正雄さんのような飄々としていて豪胆なイメージがありますが、このドラマの真田幸隆は佐々木蔵之介さんなので、真面目で実直な男前のイメージです。全然違うので戸惑いました。

ちなみに清水美沙さんが演じる妻は、「真田丸」で草笛光子さんがされていた役でした。イメージが違いすぎます。役名も違います。

今川義元の結論は?

義元は、軍師の太原崇孚雪斎(伊武雅刀さん)を通じて晴信と信虎、それぞれに書いた書状を2通とも晴信に送ります。

義元は、晴信側に付くことを表明しました。そしてその証拠として信虎に送る返書も一緒に送ったのです。晴信は、この書状を飯富に送るよう伝兵衛に指示しました。飯富は、信虎宛ての書状を信虎に渡します。その書状には、「嫁いだ娘の顔を見るために、駿河にお越しください」という内容でした。義元が晴信側に付いたと知らない信虎は、喜んでその申し出を受けます。

そして信濃攻めで、晴信が血を流さない為、わざと兵を出さなかった晴信の真意を知らず、相変わらず晴信は臆病者だから、戦をしなかったと誤解し続けるのでした。

その裏で板垣と飯富、甘利の三人が信虎追放への準備を着々と進めていました。準備はしているもの、甘利は迷っており、また家内で新たな火種が出来ることを懸念していました。

信虎追放の案内役を勘助が引き受ける

今川は、国境に信虎を迎えにいく役目を頼む人材を決めかねていました。

信虎は気性が荒く、引き渡しの際に切られる可能性もあるからです。軍師の雪斎は、その役目を勘助に頼みたいと言ってきました。もし引き受けてくれるなら、義元は召し抱えたいと言っているという甘い言葉付きです。

勘助は自分の子供を宿していた恋人のミツを、鹿狩りをしていた信虎に狙われて殺されており、信虎を恨んでいました。敵の中に入って恨みを晴らそうと、一度は伝兵衛と一緒に板垣の家来になっていましたが、板垣の命令で、今川に間者として潜り込んだのちに、そのまま今川に仕官を望むも叶わず、北条にも仕官しようとしてそれも叶っていませんでした。

勘助は、義元の依頼を引き受けます。信虎への恨みは、ないといいます。

次回は?

無事に、勘助は今川の使いとして信虎を迎えに行くことが出来るのでしょうか?

武田の家臣たちも信虎が駿府へ発ったタイミングで皆集まり、まだ信虎追放を承知していなかった家臣への説得に入りました。

次回の予告では、何も知らない信虎が引き渡される様子が描かれるようです。

勘助は、本当に信虎への恨みを捨てているのでしょうか?重要な話になりそうです。

大河ドラマアンコール 風林火山 第11回 信虎追放のネタバレとあらすじと感想。