「風林火山」は、2007年1月7日から12月16日まで放送された大河ドラマです。

2017年、4月からNHK BSプレミアムで日曜昼12時からの大河ドラマアンコール枠で再放送されています。

名作としてファンの間で評価の高いこの「風林火山」、2017年放送の「おんな城主 直虎」と時代的にも近いので、是非、並行してご覧頂くことをオススメします。

2017年6月11日に放送されたのは、第11回「信虎追放」です。

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前回は、武田晴信(市川猿之助さん)が父信虎(仲代達矢さん)に、甲斐国から追放されようとして、逆に信虎を今川義元(谷原章介さん)に預かってもらうよう、裏で動いていました。

今川は晴信に味方し、信虎を預かることになり、今川からの国境までの出迎えに、山本勘助(内野聖陽さん)を抜擢したのでした。

第10回「晴信謀反」を見逃した方は、こちらをご覧下さい。

大河ドラマアンコール 風林火山「第10回 晴信謀反」のネタバレとあらすじと感想。

それでは、第11回「信虎追放」のあらすじと感想です。

晴信が信虎追放を宣言、家臣たちを味方につける

晴信の世話役である、板垣信方(千葉真一さん)は飯富虎昌(金田明夫さん)、甘利虎泰(竜雷太さん)と共に、信虎が駿府へ出発したタイミングで、信虎追放をまだ承知していなかった他の家臣の最後の説得に当たっていました。特に晴信の弟信繁(嘉島典俊さん)と、信繁の世話役の諸角虎定(加藤武さん)は、信虎が信繁に家督を継がせようとしていたこともあり、難航するだろうと、最後の最後まで話していませんでした。

家臣を集めたところで、晴信は、信虎を駿河から甲斐に戻さず、そのまま追放することを宣言します。

諸角は、予想通り全力で抵抗します。諸角は、信繁に家督を継いで欲しかったのです。

小山田信有(田辺誠一さん)も同様に知らせていなかったのですが、今川の軍師、太原崇孚雪斎(伊武雅刀さん)から、信虎追放の謀反の動きを知らされており、また今川がこの謀反に乗じて武田家中が乱れることを望んでいることも見抜いていました。小山田は、信繁が信虎追放に反対するなら、ここで討つしかない。力で弟を従わせることが出来るのかと、晴信に覚悟を聞きます。晴信は、「力ではなく、心で信繁を従わせたい」と言います。

改めて、晴信は弟である信繁に頭を下げ、自分に従うよう頼みます。信繁は、父信虎に好かれるよう振舞っていたのは辛く、喜んでやっていなかったと話し始めます。父が兄の晴信を嫌っていたのは、晴信の器量を恐れていたから。自分は兄の引き立て役だと思っていた、と言います。晴信は驚きます。

信繁は、家臣にも家督を継ぐ器ではないと思われていることも分かっていました。しかし、兄が父にこのまま背かないなら、自分がいかなる恥を忍んでも家督を継ぐつもりでいたと話します。兄が父を追放する決意をしたことで、やっと晴れて堂々と兄、晴信に従うことが出来る、と涙ながらに訴えます。

綿密な根回しをして信繁に従ってもらえるように動いていた晴信でしたが、弟の思いに気づいていなかったことを恥じます。そして、家臣団は信虎追放でまとまったのでした。

晴信は、母の大井夫人に、信虎追放後は父に付いていくか、甲斐に残って自分を見守ってくれるか聞きます。大井夫人は、信虎に付いていかないが、晴信にも従わないと出家を選びます。晴信には、父を越えなさいと諭します。

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北条も代替わり

相模でも北条氏綱が氏綱に家訓となる遺言を残し、世を去ります。

北条でも代替わりが行われていました。

信虎、国境での攻防

信虎を迎えた駿河では、信虎、今川義元、京の公家の歌人、飛鳥井雅教(亀山助清さん)、信虎の妻大井夫人の父大井宗芸の4人で歌会をしていました。義元が結びの句で詠んだ、「晴れし心に戻る甲斐なし」という言葉に義元が晴信を受け入れてくれるために詠んだものと勘違いし、駿河に追放後の晴信のことを改めて頼むのでした。

機嫌よく駿河訪問を終えた信虎は帰路につきますが、駿河との国境で甲斐の家臣団が弓と刀を持って立ちふさがります。何が起こったか分からない信虎は、お付きの家臣に事情を聞きに行かせると、付いていた者全員が国境を越えて信虎を置き去りにします。

これは打合せしていたのでしょうね。晴信の目的は、血を流さない謀反です。

信虎は馬で一気に国境を突破しようとしますが、矢を射られて進めません。そこに晴信、信繁以下、重臣全員が現れ、信虎を甲斐国に入れないことを宣言します。そして駿府に戻って隠居するよう言い渡します。

信虎は重臣、一人一人の名前を呼んで晴信を討つよう命じますが、誰も従いません。信虎は馬を降りて刀を抜き、国境を越えようとしますが、矢が飛んできます。今度は信繁が「父上が作られた甲斐国は、兄上のもとで我々がお守りします。」と通告します。

信虎は、駿河で4人が詠んだ歌を思い出し、引き下がります。

「見る人の 心のそこに すむ月や ちりもくもらぬ老いし身の程 世をうつし 思い捨ぬる 心もて 晴れし心に 戻る甲斐なし」

勘助、信虎と一騎打ちする

勘助、今川の家臣の庵原之政(瀬川亮さん)、今川への仕官を願う青木大膳(四方堂亘さん)の三人らが、今川からの使者として信虎を迎えに来ます。国境の警備の一員として入っていた勘助の元恋人ミツ(貫地谷しほりさん)の兄、河原村伝兵衛(有薗芳記さん)と葛笠太吉(有馬自由さん)が勘助の登場に驚きます。板垣も矢を向けますが、晴信が止めます。

青木大膳役の四方堂亘さんは、スッとした面立ちの男前です。昼ドラの常連で、「緋の十字架」「女優・杏子」などに出演されていました。しかし「風林火山」では女好きの野心家なので、全然違うイメージで何度も名前を確認してしまいました。

庵原之政役の瀬川亮さんは、朝ドラ「ウエルかめ」「花子とアン」に出演されていました。「45日間奈良時代一周」という、2010年平城遷都1300年の時、NHK BSプレミアムで毎朝放送していた番組にも出演し、奈良時代をしのぶ、奈良のマニアックな名所を紹介していました。現在の朝の番組枠は、火野正平さんが、「にっぽん縦断こころ旅」という、春と秋に視聴者からの手紙で全国を自転車で旅をするという人気番組へとつながっています。2011年から続いています。

話は戻って、晴信らは全員信虎に一礼して甲斐に戻っていきました。信虎は諦め、勘助らと共に駿河へ向かいます。道中、勘助の殺気を感じた信虎は、道から外れ広い場所へと勘助を誘い、お互い馬に乗ったまま一騎打ちを始めます。袖を切られた勘助は刀を抜きます。ミツを思いながら信虎に切りかかります。何度か刀を交えたところで青木大膳が、間に割って信虎に切りかかり、信虎は落馬します。青木は、信虎を切って今川に仕官しようと目論んでいたのです。皆で青木を止めにかかり、青木は刀を納めます。

勘助は倒れこんだ信虎に刀を向けると信虎は刀で受け、すぐに刀を地面に突き刺し話し始めます。「今川が自分を討ったところで甲斐は滅びん。わしが厳しく育てた晴信がいる。いずれ駿河を切り取り、天下を取る。覚えておけ。」と。勘助は刀をしまいます。そして「駿府へお供します。」と改めて膝をつけてあいさつするのでした。

信虎は駿河に着くとすぐに出家し、甲斐に二度と戻ることはありませんでした。

少し切なかったですね。信虎役の仲代達矢さんの涙を浮かべながらの演技は切なかったです。ひどい男なのですけれど、家臣全員に裏切られるとは、可哀想でした。

次回は勘助が武田に仕官

次回の予告では、勘助が再び武田へ仕官を望みます。

恨んでいた信虎への復讐を達成出来たので次の目標でも出来たのでしょうか?

次回ですんなりと仕官できるでしょうか?

次回第12回「勘助仕官」です。

大河ドラマアンコール 風林火山 「第12回 勘助仕官」のネタバレとあらすじと感想。