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大河ドラマアンコール 風林火山「第26回 苦い勝利」のネタバレとあらすじと感想。

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「風林火山」は、2007年1月7日から12月16日まで放送された大河ドラマです。2017年、4月からNHK BSプレミアム日曜昼12時から、大河ドラマアンコール枠で再放送されています。

2017年9月24日に放送されたのは、第26回「苦い勝利」です。

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前回、山本勘助(内野聖陽さん)は、由布姫(柴本幸さん)が産んだ武田晴信(市川猿之助さん)の四男、四郎が将来家督争いにならないよう、諏訪頼重(小日向文世さん)の嫡男、寅王丸を駿河の雪斎(伊武雅刀さん)のもとへ預け、出家させました。

三条夫人(池脇千鶴さん)は、将来太郎と四郎が甲斐の家督を争うのではと懸念し、太郎へ家督安泰と言って欲しいと晴信に頼みますが、「わしの胸三寸じゃ。」と厳しく言い放ち、かつて父信虎(仲代達矢さん)と同じ言葉を、自分も子供たちに言うのでした。どんどん父に似てくる晴信です。

一方で、今川氏親が法度を作ったことに習って甲斐でも作る事にした晴信は、駒井政武(高橋一生さん)と春日源五郎(田中幸太朗さん)に起案させ、領主も従う「甲州法度乃次第」を制定しました。

天文16年(1547)7月、信濃佐久の笠原清繁(ダンカンさん)が、挙兵しました。関東管領も援軍に付くとの事。晴信は勘助と板垣信方(千葉真一さん)に諏訪勢を率いて出陣を命じました。

未だ負けの知らない晴信は、この戦で恐ろしい顔を見せる事になります。

前回の第25回「非情の掟」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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第26回「苦い勝利」、あらすじと感想です。

目次

志賀城攻めに備えて

晴信は、元は信濃の豪族であった、信濃先方衆を呼び寄せ、芦田信守(飯田基祐さん)、相木市兵衛(近藤芳正さん)に、志賀城に入った内山城の生き残りの動きを、止められなかったことを叱りつけます。そしてこの機会に佐久から武田に従わない者を一掃する為、総勢を以て志賀城を取り囲む計画を家臣たちに伝えます。

甘利虎泰(竜雷太さん)には、志賀城の援軍に来るであろう関東管領軍への備え。駒井には、板垣が抜ける上原城のフォロー。馬場信春(高橋和也さん)には志賀城の水の手を断つ役目。信繁(嘉島典俊)、飯富虎昌(金田明夫さん)、小山田信有(田辺誠一さん) 、諸角虎定(加藤武さん)には城攻めへの備え。をそれぞれ指示しました。

信繁が、城攻めの手立てを勘助に聞くかと晴信に尋ねますが、「そちで決めよ。」と撥ねつけます。どうやら、今回は勘助の案を採用しない構えのようです。

続いて、村上義清(永島敏行さん)が笠原に援軍を出せば、武田は挟み撃ちに遭うので、村上にも備えなければなりません。そこで真田幸隆(佐々木蔵之介さん)に、村上の動きを尋ねます。「出陣の動きはまだないが、志賀城からは使者が送られた様子。」と真田は答えました。

真田が掴んでいた通り、村上には志賀城から援軍要請が来ていました。村上の家臣、小島五郎左衛門(高田延彦さん)は、「佐久が落ちれば悉く、武田の手に渡る。そうなれば次は我らの土地へ押し寄せてくるので、佐久を助けて、武田を佐久で食い止めた方がいい。」と意見します。

村上は、隣国の高梨政頼(大鷹明良さん)と敵対していました。その高梨は後ろ盾になってくれている、越後の家督争いに関わっていて、村上に構っている暇はない様子です。村上はその隙に武田を叩こうと考え、武田の動きを探りたいと考えていました。村上の家臣、須田新左衛門(鹿内孝さん)は、「武田の内応者を作って、武田の切り崩しをはかるべき。」と進言しますが、村上は内応者というやり方を好いてはいませんでした。そんな事をすると、自分の家臣も疑わなくてはいけなくなるからです。戦国の世には珍しい真っすぐな人です。

高梨の後ろ盾である越後の守護代、長尾家の家督争いには、高梨と直江実綱(西岡徳馬さん)が弟の長尾景虎(Gacktさん)に味方しており、兄の晴景を討つよう進言していました。

しかし景虎は、「兄を討つという、不義がはびこる家ならば、滅んだ方が世の為。」と家臣の意見を聞き入れませんでした。しかし、景虎の思いとは裏腹に、弟の謀反を察した兄の晴景は景虎のいる栃尾城へ早々に軍勢を差し向け、景虎はそれを夜討ちで倒しました。

兄に代わって家督を継ぐのは翌年の事でした。

この夜討ちの場面、景虎のGacktさんは直接手を下さず、「我に勝利を与え給え。」と言いながら琵琶を弾き鳴らす、という演出がされていました。画面も白く幻想的になっていて、景虎という人のミステリアスさを表現していました。現実的な話の合間に、ファンタジーの要素を入れ込んで、すぐまた現実に戻るという演出が多いです。面白いですね。

相木が村上に内応

村上のもとに相木市兵衛が訪ねてきました。村上は、武田に下った相木を疑いながら迎えます。相木は「武田に下ったのは領地を守る為、やむを得なかった。佐久を攻略する先鋒を、武田は同じ佐久生まれの自分達にさせる。信濃と戦い、真っ先に死ぬのは信濃の者。此度はどうにも耐えられません。」と言うと、村上は「志賀城に一緒に籠れば良い。」と言いますが、「それでは武田に勝てない!」相木は大声で叫びます。そして「武田は諏訪、伊那郡を手中にし、信濃において侮れない勢い。まともに向き合っていては容易には勝てない。

内から攻め滅ぼすのが得策。村上様には此度、志賀城への援軍はお控え頂きとう存じます。村上様が援軍に来れば、我ら信濃衆が真っ先に戦わねばならない。さような事は、お控え下され!この戦に勝とうが勝つまいが、武田は信濃を諦めますまい。

いずれ、村上様のもとへ攻め来るは必定。そうなれば、この相木が、密かに村上殿のお味方となりましょう。それまでに他の信濃衆に寝返るよう、切り崩しを謀ります。」と時には膝を村上へ摺り寄せながら、力一杯話します。村上に内応するという意味です。武田に勝ったら、領地を安堵して欲しいという願いを、付け加える事も忘れませんでした。

村上は、相木の話を全部は信用していませんでした。家臣の須田は、村上領にいた平蔵(佐藤隆太さん)がかつて、真田に奉公していたことに目を付け、志賀城を包囲する武田軍へ間者として送り込みます。武田陣内で、平蔵から挨拶を受けた真田は、平蔵が差していた立派な短刀を見て、矢崎(岡森諦さん)から暇を貰ったという平蔵の言葉を疑いましたが、平蔵を受け入れました。

真田は、素破の葉月(真瀬樹里さん)から、村上を相木が訪ねて行ったという情報も、得ていました。勘助は、まさか相木が寝返ったと?と信じられない様子。晴信からの指示かと尋ねる真田に、聞いていないと答えます。誰がどこに付こうと分からない世の中なのでした。

平蔵は、第24回「越後の龍」で真田が戻ってきたと聞いて、心が揺れていました。間者になる人は、心からスパイというより、少しは行った先へ、気持ちが傾いていないと出来ないんじゃないかと思います。馬場も諏訪にいた時、矢崎親子に肩入れしていました。

平蔵は須田から、「佐久での武田の動きを見届け、相木を見張り、敵か味方か見極めるように。」と指示されていました。

平蔵は、陣の中で相木を見つけ「お懐かしゅうございます。」と挨拶をしますが、相木は一瞬「マズい。」という顔して元に戻し「誰じゃったか?」と笑うのでした。

勘助の案に乗らない晴信

関東管領軍5000が碓氷峠を越え、浅間嶽の麓、小田井原に布陣したとの情報が晴信に入ります。上杉憲政(市川左團次さん)本軍は見えず、倉賀野党、西上野衆との事でした。

晴信は、板垣と甘利に軍勢を差し向けるよう指示します。しかし勘助が「村上の援軍も出陣するかもしれません。」と口を挟みますが、晴信は「いや、村上の援軍はない。」と断言します。「何故?」と理由を聞く勘助を遮って晴信は、板垣と甘利にもう一度指示を出します。

「今こそ、武田の力を見せつける時ぞ!これまでのように、兵を追い払うだけではなく、悉く討ち取るのじゃ。援軍は無駄であると知らしめねば、佐久の者どもはこれからも我らに矛先を向けよう。武田に刃向かうは犬死であると全ての信濃衆へ知らしめるのじゃ。」と目を見開いて迫力満点で言うのでした。

小田井原の陣で板垣と甘利は話していました。「御屋形様はいつになく勝ち気にはやっておられる。まるで熱に浮かされているようだ。」と板垣が言うと、「御屋形様は志賀城を見せしめにして、逆らおうとする者の戦意を悉く、くじくおつもり。まるで佐久へ攻め入った折の信虎様と同じであるのう。あの若殿が、今は御父上に重なって見えるわ。」と甘利が言います。「我らがさようにしてしまった。」と板垣が言うと「されば此度も…。」と甘利が返します。そう言われた板垣は遠くを見つめ、「他にあるまい。」と答えるのでした。

板垣と甘利は、小田井原に布陣する関東管領軍を打ち破り、志賀城に籠城する笠原軍を完全に孤立させ、もはや武田軍の優勢は戦を待たずに明らかとなりました。

敵将の首15、兵およそ3000を討ち取って、板垣と甘利は晴信の陣へ帰ります。晴信は「これで総攻めにかかれば、志賀城は2日と持つまい。」と言います。驚く家臣一同。

飯富は「援軍を打ち破りし後も、城へ攻め入りますか?」と聞きます。「それでは援軍を破ったことを見せしめる事になりません。」と板垣も言います。「では城中の者を生かしておけと申すか?」と晴信は聞きます。甘利は「「我らが陣にも籠城せし者の縁者が大勢おります。」と畳みかけます。

「城攻めは、その者どもらにも謀反を起こさせぬためじゃ。」と静かに晴信は言います。甘利は堪らず、勘助に意見を求めます。勘助は少し間を置いて、「御屋形様、それがしが城へ参ります。城の水も底をついた頃でしょう。援軍が来なければもはや降伏するしかございません。」と言いましたが、晴信は「ならぬ、降伏など。さような覚悟で城に籠る者など一人もおるまい。そちが斬られるだけじゃ。」と低い声で答えます。「命を賭し使者に。」と勘助が言っても聞き入れません。

「戦とは、力を以て百戦百勝したとて、最善の策とは言えません。戦わずして勝つは最善の策なり!」とかつて晴信も同意していた考えも「何を得意気に申しておる?それ故武田に刃向かう者が後を絶たぬのじゃ!よいか、勘助。いかに謀で敵を下しても、敵は、此度は己に油断があったと自らを戒め、また機を見て立ち上がるものじゃ。逆らっても勝てぬ相手である事を、力を以て見せつけておく事も肝要なのじゃ!」と反論します。

「此度城の者どもが必死となるは、内山城を力攻めにて落としたからにございます。」と勘助は言います。「わしの失策だったと?」と晴信は言います。「そうとは言いませんが、将たる者、慈悲を見せる事も肝要です。」という勘助にとうとうキレて、「控えい!勘助!」と顔を真っ赤にして怒ります。

「御屋形様の仰せの通りでございましょう。敵は、城を枕に討死する覚悟にございましょう。この上は戦わせてやってこそ、武士の情け。」と小山田が晴信の意見に賛成します。

黙り込む勘助に晴信は「そちが降伏を促せ。但し、城中へ入るは無用。討ち取った援軍の首3000を志賀城の周りにかけ並べよ。そちがやるのじゃ。それで下れば、命は助ける。」と鬼の譲歩案を出して立ち去りました。

志賀城攻め

晴信の指示通り、勘助は、討ち取った首を志賀城の周りに並べて、城へ向かって大声を張り上げ、「頼みにしている援軍は、この通り既に武田が討ち取ったり!関東管領上杉憲政の援軍は、小田井原にて悉く討ち取った!速やかに下れば命は助ける!籠城を続け、武田に手向かえば、一兵残らず皆かようになるぞ!」と言いますが、城からは矢を放って抵抗しました。

志賀城はなおも籠城を解かず、武田は城攻めを開始。笠原清繁をはじめ城兵300人余りが、討ち死にしました。

城に入った小山田は、「女子供は生け捕りにせよ!」と指示を出して回ります。そこへ這って出てきた美しい女が小山田の足を掴みます。

あとでその女は、海ノ口城城主平賀源心の姫で、相木が助けて大井一族に養われた後、笠原に嫁いでいた、美瑠姫(真木よう子さん)でした。相木は生きていたことを喜びます。

小山田は、この姫を見初めて晴信から戦の恩賞としてもらい受ける事になりました。

相木は、真田と勘助に、村上に内応したのは、晴信からの指示であり、村上に援軍を出させない為だったと言い、武田に人質を取られているので裏切らないと告白します。驚く勘助。

「御屋形様は恐ろしい方だ。」と真田は言います。慈悲深いと評価していた勘助は何も言えませんでした。

その日、晴信は諏訪へ帰陣し、勘助たちは生き残った者を甲府へ送るよう命じられました。連れ帰った者たちは、府中に市を立て人買いに売られました。とても残酷な処置でした。

全て見せしめの為です。話を聞いた真田は、「御屋形様は、まだ負け知らない。さような御大将は、負けた者の気持ちを推し量る事が鈍くなっていくものじゃ。」と言うのでした。

負ける事への恐怖

板垣と甘利は、一緒に酒を酌み交わしていました。甘利は「御屋形様は、この勢いで村上を討つかの?」と板垣に聞きます。「いずれにせよ、次は村上と戦う事になろう。」と板垣は返します。「勢いのみで戦えば、若い御屋形様の事…。」と甘利が言いかけると、板垣と二人で見合って、言葉を詰まらせるのでした。

晴信は、諏訪で着替えもせぬまま由布姫を抱きしめ、「わしはこれまで、戦に勝つ事が恐ろしかった。今は、負ける事が恐ろしい…。」と言って怯える表情をします。由布姫は驚いて抱きしめ返すのでした。

次回、第27回「最強の敵」です。

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晴信と家臣団との攻防が繰り広げられるようです。信虎の場合は追放という手段でしたが、若い晴信へはどういうやり方か?緊張の回になりそうです。


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