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軍師官兵衛 第2回「忘れえぬ初恋」のネタバレとあらすじと感想。

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「軍師官兵衛」は、2014年1月5日から12月21日まで放送された大河ドラマです。

2018年4月からNHK BSプレミアムの日曜昼12時の大河ドラマアンコール枠で再放送しています。

2018年4月8日に放送されたのは、第2回「忘れえぬ初恋」です。

前回、播磨姫路城主、黒田(小寺)職隆(柴田恭兵さん)の嫡男として生まれた万吉は、16歳で元服し、名前を「黒田(小寺)官兵衛孝高」と改め、役者も、子役から岡田准一さんに代わりました。

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今回は、小寺政職(片岡鶴太郎さん)の近習としての生活が始まります。また、おたつとの初恋はどうなるのか?

前回の第1回「生き残りの掟」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第2回「忘れえぬ初恋」のあらすじと感想です。

目次

近習生活のはじまり

小寺の近習として御着城に上がる事になった官兵衛は、人質として上がる覚悟をしていました。父職隆は「御着の家中は先祖代々の結びつきが強い。我ら外様が生き残るには、人一倍働く事だ。出過ぎた真似はするな。出る杭は打たれる。」と忠告するのでした。

永禄4年(1561)、御着城には、櫛橋左京亮(益岡徹さん)の息子、左京進(金子ノブアキさん)と田辺庄右衛門(白倉裕二さん)が先に近習として入っていて、二人とも小寺の親類縁者ということもあり、よそ者の官兵衛に「せいぜい励むがよい。」と嫌な言い方をし、明らかに歓迎していない態度でした。

官兵衛のお供で一緒に城に上がった母里武兵衛(永井大さん)は、二人の態度に憤慨しますが、官兵衛が止めます。

夕方になり、左京進に廊下の灯籠の火をつける順番を教えてもらっていたところ、小寺の正室、お紺(高岡早紀さん)が通りかかります。お紺は初めて会う官兵衛に気付き、「お励みなさい。」と声をかけてくれるのでした。

ある晩、お紺とホタル観賞をしながら酒を飲んでいた小寺は、官兵衛を呼び出しお紺の相手をするよう言い付けて出かけます。

用事だと言っていたが、「側女に会いに行った。」と言うお紺に戸惑う官兵衛。官兵衛も人質として近習に上がってきたが、お紺も妻とっても人質だと笑います。

お紺が「父と小寺の絆の証として嫁いできた。」と言うと、官兵衛も「死んだ母がそうであった。」と返すのでした。

初陣

永禄5年(1562)。龍野の赤松政秀(団時朗さん)が、小寺領内に攻め込みました。官兵衛にとっては初陣です。

祖父の重隆(竜雷太さん)とおたつ(南沢奈央さん)は、官兵衛が出陣していく姿を道まで出て来て見送りました。

少し離れたところで官兵衛をみつめる男(濱田岳さん)がいました。

小寺の本陣では、兵を押し出してきているのが石川源吾(升毅さん)だと分かると、左京進が「先鋒にお加えください。」と申し出ます。左京亮が「近習は殿のお側近くにあってお守りするが役目であろうが!」と叱りましたが引き下がりません。

小寺が許可すると、小河良利(磯部勉さん)が「さすが櫛橋殿のご嫡男、頼もしい。」と言って褒めたたえます。「此度こそは赤松に目に物をみせてくれようぞ。」小寺は立ち上がり家臣たちを奮い立たせるのでした。

「見ておれ、官兵衛。戦がどういうものか教えてやる。」と左京進は言い残し、出陣していく人たちの後ろに付いていきました。

職隆は「官兵衛、お役目しっかり務めよ。」と焦る官兵衛に声をかけていくのでした。

戦が始まり、小寺が戦況を小河に尋ねますが分かりません。「子どもの頃によく遊んだ所。それがしに物見を!」と官兵衛は自ら申し出て、武兵衛と一緒に小高い場所に上り、戦場を確認します。二人とも手が震えます。

職隆の弟、休夢(隆大介さん)、母里小兵衛(塩見三省さん)、井手友氏(飯田基祐さん)ら黒田勢は果敢に戦い活躍しています。

すると石川が法螺貝と半鐘を鳴らし、家来たちを一旦退かせます。逃げたと思った左京進は、手柄を立てようと追いかけます。

その様子を見た官兵衛は、孫子の「半ば進み半ば退くは誘いなり」という言葉を思い出し、敵の罠と見抜きます。武兵衛を小寺に報告に行かせ、自らは馬に乗って職隆に知らせに行くことにしました。

石川は狭い道へ左京進の兵を誘い込み、道に潜ませておいた兵らに弓を引かせます。

道を戻ろうとする左京進は挟み撃ちに遭うのでした。

一方官兵衛から知らせを聞いた職隆は驚き、左京亮は「あのたわけが!」と言います。

休夢は「うかつに追えば我らも敵の思うつぼ。」と躊躇していたところ、官兵衛が「抜け道があります。」と言い、父たちを案内しました。

左京進のもとに到着すると、黒田家の者たちは次々に敵兵を倒します。官兵衛も必死に戦います。休夢は斬られそうになった官兵衛を助け、「官兵衛、俺から離れるな。」と指示しました。休夢さん!官兵衛の叔父さん!めちゃくちゃ強いです。

石川が兵を退いていくのを確認すると、職隆たちは勝ち鬨を上げました。

左京進は左京亮に駆け寄り「やりました。この左京進、兜首をあげましてございます。」と報告すると、左京亮は「たわけが!官兵衛の導きで敵の背後を突かなんだら、今頃うぬの首が飛んでるところじゃ!」と叱り飛ばします。

「余計な事をするな!目薬屋。」左京進が逆恨みして、捨て台詞を吐いていきましたが、初陣で戦場に出て、戦が終わった後も茫然と立ち尽くしていた官兵衛の耳には届いていませんでした。

黒田家、めちゃくちゃ強いですね!官兵衛も初陣とは思えないほどの動きで、凄かったです。

ひそかに続く初恋

姫路に帰ってきた官兵衛は、祖父の重隆(竜雷太さん)と伊吹善右衛門(尾藤イサオさん)に武功を称えられました。

が、「叔父上の助けがなかったら今頃どうなっていたか。」と言う官兵衛に、おたつは「そんな気弱でなんとされます。姫路城のご嫡男としてこれからもっともっと武功を上げねばならないというのに。」と叱ります。

「女子に何が分かる!」と言い返す官兵衛。しかしおたつは、広峯神社に「手柄など立てなくていいから無事に帰ってきて欲しい。」と願っていたことを重隆にバラされるのでした。

恥ずかしがって外に出たおたつ。重隆の庵の外にはまた、出陣の時に官兵衛を見ていた男が潜んでいました。

官兵衛は、おたつと久々に姫路の海に出かけます。御着に出仕している官兵衛の身の上を人質だと心配するおたつ。

「人質といっても色々ある。亡くなった母上も人質として嫁いできたが、決して不幸ではなかった。父上には優しくされ、皆にも慕われ、短い生涯であったが、きっと幸せだったと思う。」と官兵衛は言うと、納得するおたつでした。

雨が降り出し、小屋へ駈け込む二人。龍野に薬草を取りに行った時と同じ状況です。官兵衛はおたつの逆ポロポーズを思い出しましたが、照れて何も言えませんでした。

幼い頃は立場など何も知らず言えた事でしたが、おたつも自分からは言い出せず二人ともただ黙り込むのでした。途中雷が鳴り、とっさにおたつは官兵衛に抱きつきます。

が、「ご無礼を」と言ってすぐ離れました。寒がっているおたつに官兵衛は寄り添い、自分が風邪を引くのでした。

幼い頃からの初恋は続いていました。けれど気持ちのままで動けない事も二人は知っています。切ないです。

善助が家来に

翌朝、重隆の庵を出た官兵衛は、男に襲われます。攻撃を避けられた男は池に落ち、ずぶ濡れになりました。「なにやつ?」と問いかける官兵衛に、ほっかむりを外し土下座をした男は答えます。

「ご無礼お許しください。栗山村の善助と申します。必ずお役に立てると思います。」と黒田家は、生まれに関係なく武芸才覚次第で取り立てるという事を聞いたので、家来にして欲しいと、やって来たと言うのです。

重隆は笑って「家来にしてやったら。」と言います。「まだ家来など。」と言う官兵衛に「目先の事に囚われるでない。「機失うべからず。時再び来たらず」じゃ。」重隆の言うまま官兵衛は、善助を連れて帰る事になりました。

善助は、早速武兵衛に槍の稽古をつけられます。やられてもやられても向かっていく善助。

弱い善助に笑う善助に「いずれわしの方が強くなる。」と意気込む善助でした。

稲葉山城攻め

尾張統一を果たした織田信長(江口洋介さん)は、美濃攻略に乗り出し、斎藤龍興(斉藤悠さん)の稲葉山城を攻めました。しかし、命の危険にさらされた信長は一旦退却します。

退却途中に信長は、斎藤軍の十面埋伏の陣という戦法にはまります。全軍が伏兵と化し、敵が侵入するや退路を断ち、一斉に襲い掛かってきたのです。

味方を失い一人山道を歩いていた信長は、敵兵に見つかり襲われます。返り討ちしながらも信長は、自らの手で殺した弟の信行(尾関伸嗣さん)が、自分の死を望んでいるかのように錯覚します。信行の死を知り恨んできた母、土田御前(大谷直子さん)の姿も思い浮かびます。

朦朧とした状態の中、織田の旗を背負った軍が助けに来ました。

蜂須賀小六(ピエール瀧さん)たちを味方にし、松明の火と旗を持たせ、城を囲んでいるかのように見せかけて斎藤軍を退かせた、木下藤吉郎(竹中直人さん)でした。

主君の無事を喜ぶ藤吉郎に、「わしが生きていたのが嬉しいか。」と信長が聞きます。

「殿の命がそれがしの命にございます。」答える藤吉郎に「此度は負けたが、必ずや美濃を手に入れてみせる。退け!」と命じるのでした。

藤吉郎は、「斎藤方にはとんでもない軍師がいる。」と言います。そうです。稲葉山城には、藤吉郎の策に騙された事を見抜いた軍師、竹中半兵衛(谷原章介さん)がいました。

半兵衛はのちに官兵衛を軍師へ導いてゆく事になります。

悲劇のはじまり

播磨では、小寺と赤松政秀(団時朗さん)が、職隆の尽力で和議を結びましたが、赤松は浦上氏の室津城攻略を密かに企てていました。

ある日、御着城に浦上氏から同盟を求める使者が来ました。小河と江田善兵衛(上杉祥三さん)は賛成意見を出します。しかし、櫛橋左京亮は答えを急ぐ事はないと言い、職隆も「今、浦上と組めば赤松を苛立たせる。」と同意見です。

結局その場では、意見はまとまりませんでした。

1か月後、小寺は浦上との同盟を選び両家は婚姻関係を結ぶ事になりました。経過を気にしていたお紺に「小寺家の親戚筋の姫を浦上に輿入れする事に決まりました。」と報告する官兵衛。

「私の時と同じ。武家に生まれた者の定め。官兵衛は好きな女子はいますか?いるなら手を離さない事です。一生悔いて生きる事になりますよ。」と意味深な言葉を言うお紺に戸惑う官兵衛でしたが、すぐにおたつのもとに向かいました。

話をしようとする官兵衛に「お聞きになりましたか?」と聞いてくるおたつ。

おたつは職隆の養女に入り、小寺の姫として浦上へ嫁ぐことになったのです。御着には年頃の姫がいないと聞き、父の伊吹善右衛門の方からお願いした、との事でした。

伊吹は、もし官兵衛に嫁いだら、身分も違うので肩身の狭い思いをするだろうし、これが最善の方法だと言うのです。おたつも「ご恩のある黒田家のお役に立てる。」と快諾したのでした。

「人質でも幸せになれる。」という官兵衛の言葉を信じ、嫁ぐというおたつに、官兵衛はかける言葉が見つかりませんでした。初恋はこうして終わったのでした。

一方、浦上と小寺が和議を結ぶと聞いた赤松は、油断している祝言の日、浦上の室津城に戦を仕掛ける計画します。

何も知らないおたつは黒田家から出発しました。職隆と見送る官兵衛の表情は複雑でした。

しかし祝言が始まったであろうという時刻に、官兵衛は「赤松が室津城に向かった。」という知らせを受け、急ぎ駆け出していきました。

今回はここで終わりです。

初恋の人が義妹になって、別の人に嫁いでいきました。

何度かおたつに結婚の事を話そうとしたんですけどね。タイミングを完全に逃しました。お紺さんの言葉がこの後、響いてきそうです。

坂本九さんの「ステキなタイミング」という曲の「この世で一番肝心なのはステキなタイミング」という歌詞を思い出しました。全くもってその通りだと思いました。

次回、第3回「命の使い道」です。

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