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軍師官兵衛 第7回「決断のとき」のネタバレとあらすじと感想。

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「軍師官兵衛」は、2014年1月5日から12月21日まで放送された大河ドラマです。

2018年4月からNHK BSプレミアムの日曜昼12時の大河ドラマアンコール枠で再放送しています。

2018年5月13日に放送されたのは、第7回「決断のとき」です。

前回、黒田(小寺)官兵衛(岡田准一さん)は、織田信長(江口洋介さん)に仕えるようになった荒木村重(田中哲司さん)と再会。信長が天下を取るであろうと伝えられます。

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室町幕府が滅び、武田信玄が亡き今、播磨では、東に織田、西に毛利という勢力に挟まれ生き残りをかけた攻防戦が始まろうとしていました。

前回の第6回「信長の賭け」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

それでは、第7回「決断のとき」のあらすじと感想です。

目次

毛利の接近

姫路の黒田家に毛利の使者、安国寺恵瓊がやって来ました。井上九郎右衛門(高橋一生さん)は「探りを入れてきたのでは?」と警戒し、休夢(隆大介さん)は「会わぬほうがよいのでは?」と言います。しかし「面白そうだ。」と官兵衛は会う事にしました。

恵瓊は挨拶もそこそこに、「織田と毛利ならどちらが勝つか?」と官兵衛の考えを聞いてきました。官兵衛は「今なら備えの出来ていない織田に勝ち目はございませぬ。されど1年度、2年後であれば…。」と織田の力が大きくなってきていると言い、牽制しました。

恵瓊は腹を探っただけで帰っていきました。

播磨の西の外れに位置する上月景貞に嫁いだ、光(中谷美紀さん)の姉、力(酒井若菜さん)は、上月は毛利につく事を光に伝え、黒田家が滅びない為に、光から官兵衛に毛利についた方が良いとそれとなく伝えるよう言ってきました。

それと、二人目の出来ない官兵衛夫婦に、お守りと精力がつく薬を持って来るというおせっかいもしてきました。

黒田家の中でも、九郎右衛門は毛利につくべきと言い、織田の強さを見知っている栗山善助(濱田岳さん)と母里太兵衛(速水もこみちさん)は織田につくべきだと言い、二つに割れていました。

黒田家が生き残る為にはどうすればいいのか、官兵衛は父職隆(柴田恭兵さん)が背負ってきた荷の重さを実感し、慎重に考えるのでした。

又兵衛登場

両親を亡くして行き場を無くしていた子、又兵衛(川口和宥さん)を小寺からもらい受けてきた官兵衛は、光に又兵衛を預けました。

松寿丸(秋元黎さん)との剣術の稽古で怪我を負わせた又兵衛は、雨の中外に飛び出して熱を出し、光は一晩中つきっきりで看病をします。

うわ言で母を呼ぶ又兵衛を世話するうち、光は二人目を焦っていた自分自身を吹っ切ることが出来ました。松寿丸も又兵衛と仲直りしたのでした。

又兵衛の登場です!今は子役さんで、のちに塚本高史さんが演じられます。

又兵衛といえば今は「真田丸」の哀川翔さんの印象の方が強いです。松寿丸こと長政と将来仲違いするんですよね…。「軍師官兵衛」では官兵衛の人生なので、二人の将来の事までは語りませんけど、気になる二人です!

羽柴姓と城を賜る

織田は、浅井、朝倉を倒しました。その論功行賞で家臣たちが居並ぶなか、信長は末席に座っていた木下藤吉郎(竹中直人さん)を一番前に呼び出し、家臣たちの前で北近江を与える事を告げます。

念願の大名になれた藤吉郎は、織田家臣筆頭の、柴田勝家(近藤芳正さん)、丹羽長秀(勝野洋さん)の名前から一字ずつを取り、「羽柴秀吉」と名乗りたいと信長に願い出て、許されました。

秀吉は自宅に戻り、妻のおね(黒木瞳さん)に小谷城をもらい受けた事と、「羽柴」姓を許された事を報告し、喜びます。おねは「落ちた城は縁起が悪い。」と新しい城を建てるようアドバイスします。そこへ小一郎(嘉島典俊さん)、蜂須賀小六(ピエール瀧さん)が加わり、皆で肩を抱き合って喜びました。

官兵衛の未来の主君、秀吉も一歩一歩階段を駆け上っています。

大評定

天正3年(1575)5月。長篠の戦いで、織田、徳川連合軍は武田軍を打ち負かしました。織田が武田に勝った事は毛利にも伝わっていました。

帰国した安国寺恵瓊は、毛利輝元(三浦孝太さん)、吉川元春(吉見一豊さん)、小早川隆景(鶴見辰吾さん)の三人に、播磨の地侍はほとんど毛利につき、三木の別所長治だけが織田についていると報告します。そのなか、黒田官兵衛の動きが読めない事が気がかりだと言います。

吉川は「姫路など小さな国、気にせずとも。」と言いますが、小早川は「用心に越した事はない。」と慎重な意見を言うのでした。

光の父、櫛橋左京亮(益岡徹さん)の亡き後、その後を継いだ義兄、左京進(金子ノブアキさん)は毛利につくべきと小寺政職(片岡鶴太郎さん)に進言し、官兵衛にも毛利につくよう言ってきました。慎重に考えていた官兵衛は曖昧な返事をするだけでした。

迷う官兵衛に、職隆は「失う事を恐れるな。」と一人で考え決めるよう背中を押しました。

天正3年(1575)6月。御着の小寺家で、毛利か織田か、家臣を集め大評定が開かれました。

左京進は官兵衛にも事前に根回ししてきたように、小河良利(磯部勉さん)、江田善兵衛(上杉祥三さん)にも毛利につくよう説いていました。

左京進が小寺に「官兵衛もそれがしと同じ所存。」と言った事で、小寺も承知し、全会一致で毛利につくことで決着しかけました。

しかし、官兵衛が割って入り「それがしは織田につくのが最善の道と心得ます。」と言った事で評定は大紛糾します。

「毛利は、確かに大国ではございますが、先君元就公の遺言に従い、自国の領土を守るのみで、天下を取る気概がございませぬ。しかも家督を継いだのはまだ若い輝元殿。

毛利輝元殿は、叔父の元春殿、隆景殿の助けなくば采配も振るえぬ若輩者。そのような者を大将に頂いて、果たして織田に勝てるとお思いか?

一方織田信長は、世に堂々と天下布武を掲げております。「国おさむる者は義立てばすなわち王なり(荀子)」、織田は大義を持って兵を進めているからこそ、僅か尾張半国から身を起こし、今川義元、浅井、朝倉を滅ぼし、ついには武田をも打ち破る事が出来たのでございます。その勢いは大河の如く、留まる事を知りません。」

官兵衛はそう言った後、織田の楽市楽座など、政で成功している事を並びたて、織田がどれだけ力をもち、将来性もあるかを小寺に説き、「我らが生き残るにはこの道しかございませぬ!」と念押ししました。

官兵衛の言葉に圧倒された小寺は「わしは官兵衛の意見を良しとする。当家は、織田につく事とする。」と言うのでした。

小寺の使者として岐阜へ

「織田につく」と言ったものの、小寺は「思案のしどころじゃ。」とまだ迷っていました。口の上手い官兵衛に乗せられたとも言います。しかし「いざという時には、責めを負わせればよいか。」と官兵衛を切るつもりもある事をほのめかし、お紺(高岡早紀さん)を驚かせていました。

一方官兵衛は、光に兄の顔を潰した事と、姉と敵味方に分かれる事になった事を詫びました。

相変わらず優柔不断な男です、小寺は。信頼しているように見せかけていつでも切るつもりなんですね。

官兵衛は、早速小寺の意向を織田に伝える為、善助、太兵衛、九郎右衛門とともに岐阜へ向かいました。道中襲ってくる者たちが出て来ましたが、三人が追い払ってくれました。堺に鉄砲を買いつけに言った時と違って皆、頼もしいです。

九郎右衛門は「どうやら信長様と会う事をよしとしない者がおるようですな。」と言うのでした。

官兵衛たちは、摂津有岡城の荒木村重に会い、信長に取り次いでもらえるよう頼みました。村重は「てっきり小寺は毛利につくと思っていたが、さすがは官兵衛。よくまとめたな。」と官兵衛と一緒に働けるようになると喜びます。

そして村重は、信長に会う前に「聞かれた事にはしかと答えろ。曖昧な答えは許されぬぞ。」と官兵衛に忠告しました。

官兵衛は岐阜城に着き、他の家臣たちも揃う部屋に通されました。そして足音が鳴り、頭を下げます。

「面を上げい。」信長の声に従い顔を上げる官兵衛です。

黒田官兵衛30歳。歴史の表舞台に出ようとしていました。

緊張の場面で終わりました。

次回、第8回「秀吉という男」です。

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さぁ、どうなっていくのか楽しみです!


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