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軍師官兵衛 第20回「囚われの軍師」のネタバレとあらすじと感想。

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「軍師官兵衛」は、2014年1月5日から12月21日まで放送された大河ドラマです。

2018年4月からNHK BSプレミアム日曜昼12時から、大河ドラマアンコール枠で再放送しています。

2018年8月12日に放送されたのは、第20回「囚われの軍師」です。

前回、織田信長(江口洋介さん)に謀反を起こした荒木村重(田中哲司さん)に、播磨一国を与えると言われ、同じく毛利に寝返った主君、小寺政職(片岡鶴太郎さん)に、黒田(小寺)官兵衛(岡田准一さん)は、村重を翻意させることが出来たら考え直すと約束をさせました。

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官兵衛は、栗山善助(濱田岳さん)ら家臣を置いて村重の説得の為、単身有岡城に入りました。しかし小寺が先に村重に「官兵衛がそちらに行くので、殺してくれ。」という文を送っていたと知ります。主君に裏切られたと知っても、村重に寝返らないと言い切り、捕らえられ、牢に入れられました。

前回の第19回「非情の罠」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第20回「囚われの軍師」のあらすじと感想です。

目次

揺れる姫路

小寺から殺害を依頼されたものの、村重は官兵衛を殺さず、軍師となって一緒に信長を討たないかと官兵衛を誘い続けていました。しかし牢に入れられている官兵衛は「織田には勝てない。考え直すように。」となおも諦めず逆に村重を翻意させようとしていました。

だし(桐谷美玲さん)は、織田を裏切ったことが恐ろしく、官兵衛に文を書いて有岡城に呼び寄せたと村重に言い、官兵衛を解放するよう頼みましたが、村重は拒否しました。村重は妻のだしに信用されていないのかとショックを受けている様子でした。

だしは官兵衛が入れられている牢に行き、自分のせいで捕まってしまった事を詫びました。しかし官兵衛は、主君の裏切りを見破られなかった自分が甘かったと言います。そして牢番に聞こえぬよう、牢の周りの詳しい絵図を持って来るよう、だしにお願いしました。

一方で村重は、小寺に官兵衛を殺したと伝え、御着の使者から、姫路の職隆(柴田恭兵さん)にも伝えられました。

職隆は官兵衛の死を信じておらず、光(中谷美紀さん)には、「村重に殺されたという情報も黒田を寝返らせるための毛利の策略かもしれない。何があっても断じて揺らいではならない。揺らげば、人質の松寿は織田方に殺される。あるいは官兵衛が生きていたとしたら、官兵衛を人質に味方になれと誘ってくることもありうる。何があっても毛利にはつかん。いざという時が来たら、わしは官兵衛を捨て、松寿を生かす。」と涙ながらに言い、覚悟するよう伝えます。官兵衛もそう望むはず、と職隆が言うと、光も涙をこらえながら職隆の言葉に従う事にしました。

官兵衛の死の情報は、黒田の家臣たちにも動揺をもたらしました。元々は御着からの指示で黒田にいた家臣たちは「御着に戻りたい。」と職隆に願い出てきて、職隆も許しました。

伯父が御着に戻る為、後藤又兵衛(松島海斗さん)も、本当は黒田に留まりたいという気持ちがありながらも家長に従わなければならない為、「ご恩は生涯忘れませぬ。」と言い、去っていきました。

光は又兵衛を追いかけ「ここはお前の家ですよ。いつでも戻って来なさい。母はここであなたの帰りを待っていますからね。」と言い、又兵衛を送り出しました。

右近、清秀が裏切る

摂津に入り、村重討伐の陣を構えていた信長にも官兵衛が有岡城から戻らないという情報が伝えられていました。重臣たちは官兵衛も村重に寝返ったのでは?と、播磨への見せしめだと小寺の人質に取っていた松寿丸(若山耀人さん)を殺すよう口々に言います。

羽柴秀吉(竹中直人さん)と竹中半兵衛(谷原章介さん)は、「播磨への新たな謀反の火種を増やしてはいけない。播磨の事は我らにお任せください。」と、松寿丸の処分を待つよう進言します。

信長も「人質の始末など後でよい。まずは村重だ。」と松寿丸への処分を保留しました。そして宣教師たちを通じて高山右近(生田斗真さん)に、「村重を裏切らねばキリシタンの信徒たちを殺す。」と脅しました。既に都や近江いる信徒やバテレンたちは織田方に捕まっていました。

髷を切落し、白装束で信長の前に現れた右近は、「もはや私の進む道は、高槻の城を捨て、武士の身を捨て、一人のキリシタンとなる事しかありませぬ。もしお許しいただけないのであれば、この場で御成敗ください。」と恩のある村重も裏切れないし、キリシタンたちも見殺しに出来ない。と信長に頼みます。

デウスを奉じて死ぬという右近に、信長は刀を首に突きつけ「わしはお前をデウスに渡しはせぬ。これまでの右近は死んだ。生まれ変わってわしに仕えよ。」と言って殺さず、そのまま寝返らせました。

右近が信長に寝返ったと知った中川清秀(近江谷太朗さん)は、自分が村重に謀反をけしかけたのにもかかわらず、勝ち目はないと考え「裏切りは世の習い。」と堂々と信長の前で述べ、寝返りました。

しかし、清秀の寝返りによって、有岡城の中がわかり、官兵衛が牢に閉じ込められてはいるものの、まだ生きているという情報が得られたのでした。

秀吉は大喜びで半兵衛に知らせ、村重が官兵衛を味方につけようとしている事も分かったので、早く助け出さねばと言うのでした。

右近、清秀の裏切りにより、村重は追い詰められていきました。

九郎右衛門ら有岡城下に

黒田に残っていた善助、母里太兵衛(速水もこみちさん)、井上九郎右衛門(高橋一生さん)ら黒田家臣一同は、心を一つにし、職隆、光の指図に命を捨て従う事を誓った起請文を、職隆と光に提出してきました。家臣たちは口々に「殿は生きおられる。」と叫びます。

重ねて家臣たちは、有岡城下に潜入し、官兵衛の安否を確かめたいと職隆に願い出てきました。

職隆はくれぐれも用心するよう念を押し、善助らが有岡に行くことを許しました。

善助、太兵衛、九郎右衛門らは商人を装って有岡城下に潜入したのでした。

官兵衛、脱走を図る

だしから牢周辺の絵図を手に入れた官兵衛は、だしの協力を得て牢を脱出しました。だしの手引きにより裏門へと近づこうとしたところ、村重に見つかりました。

村重は改めて官兵衛に軍師になるよう誘います。頑として従わない官兵衛を村重は、逃げられぬよう今度は土牢に官兵衛を閉じ込めたのでした。

だしは村重に「お前までもがわしを裏切るのか!お前だけは信じていた。」と怒鳴られ、土下座して謝り、成敗して欲しいと言います。しかし村重は殺しませんでした。

一方、ネズミやムカデが這う土牢に入れられた官兵衛の耳に、だしたちキリシタンの女性たちが歌う聖歌が聞こえてきました。地上の光がわずかに漏れる場所に立ち、官兵衛は歌声に聞き入るのでした。

今回はここまでです。

官兵衛の事といい、だしの事といい、殺さない村重は、本当は優しい人だと思いました。

だしが思った通り、謀反も清秀が危機だったから決意しただけで、本当の気持ちとしては裏切りたくなかったのでは?と思いました。

しかしやり方についていけなくなっていたのは事実だし、裏切るしかなかっただろうと思います。

善助たち、黒田の家臣たちも、職隆、光たちも皆こんな状況の中、官兵衛が生きていると信じて動けるのがスゴイと思いました。

私ならここまで信じられるのだろうか?と思います。

次回、第21回「松寿丸の命」です。

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今度は松寿丸を死んだとの情報が駆け回るようです。


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