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軍師官兵衛 第21回「松寿丸の命」のネタバレとあらすじと感想。

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「軍師官兵衛」は、2014年1月5日から12月21日まで放送された大河ドラマです。

2018年4月からNHK BSプレミアム日曜昼12時から、大河ドラマアンコール枠で再放送しています。

2018年8月19日に放送されたのは、第21回「松寿丸の命」です。

前回、荒木村重(田中哲司さん)によって有岡城で囚われた黒田(小寺)官兵衛(岡田准一さん)は、だし(桐谷美玲さん)の協力により脱出を図りましたが、村重に捕まり、再び逃げられないようムカデやネズミが這う土牢へと入れられました。

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前回の第20回「囚われの軍師」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第21回「松寿丸の命」のあらすじと感想です。

目次

松寿丸を殺す命令

織田信長(江口洋介さん)は、有岡城に総攻撃をしかけましたが、村重の見事な戦略により、万見仙千代(田中幸太朗さん)が討ち死にするなど、大敗しました。

明智光秀(春風亭小朝さん)らが「村重がここまで戦上手とは…」とつぶやくなか、信長は「村重ではない。官兵衛だ。官兵衛が裏切った。」と勘違いし、人質に取っていた松寿丸(若山耀人さん)の首をはねよと、羽柴秀吉(竹中直人さん)に命令しました。

秀吉は全力で官兵衛の寝返りを否定しましたが、信長の怒りはおさまらず、秀吉に代わり、竹中半兵衛(谷原章介さん)が松寿丸の首をはねると申し出、信長に任せられました。

松寿丸の首をはねる事になった半兵衛は、長浜城に行き、おね(黒木瞳さん)に松寿丸の引き渡しを要求しました。おねは「年端もいかぬ童を!」と涙を流して抵抗しましたが、秀吉も承知していると聞くと、松寿丸を差し出すのでした。

信長が松寿丸を殺したと、村重から官兵衛にも伝えられました。「たばかるつもりか?」と官兵衛は信じず、「息子の仇を討て。」と寝返るよう言ってくる村重を拒みました。

悲しみに暮れる黒田

松寿丸が信長の命で成敗されたという知らせは、姫路の職隆(柴田恭兵さん)にも秀吉によってもたらされ、秀吉は頭を下げて謝りました。

光(中谷美紀さん)は「松寿を人質に出した時から、このような日が来る事は、覚悟しておりました。」と一度は気丈にふるまったものの、官兵衛が裏切ったからという理由には納得せず、「松寿を帰してください。」と取り乱し、秀吉を困らせました。

職隆は殺害したのが半兵衛と知るとさらに悲しみを深くしました。

秀吉はこのような状況の中でも、「織田に力をお貸し願いたい。」と言い、さらに独り言として「此度の上様のお裁きは、さすがに間違っていたとわしは思っておる。官兵衛は決して裏切ってなどおらぬ。誰が何と言おうと、わしは官兵衛を信じておる。」と言います。

職隆も独り言として「それがしは、跡継ぎを2人とも失ってしまいました。松寿は成敗され、官兵衛は敵に捕らわれ、いつ死ぬやもしれませぬ。もはや生きる望みさえ失いかけておりまする。」と言うと、秀吉は自分の力不足が招いた事だとしながらも、織田に力を貸して欲しいと改めて念を押して帰りました。

有岡城下に潜り込んでいた栗山善助(濱田岳さん)、母里太兵衛(速水もこみちさん)、井上九郎右衛門(高橋一生さん)らは、官兵衛が有岡城の日の当たらない土牢に囚われているという情報を手に入れており、慎重に動こうとする善助と、荒木方に仕官する方法で城内に潜りこもうとする九郎右衛門が分裂。九郎右衛門だけが一人、有岡城へ入り込んでいきました。

そこへ松寿丸の死の知らせを受け、太兵衛は動こうとしましたが、善助に抑えられ、じりじりと我慢の日々が続いていました。

おねからの文

おねは、侍女とふたりだけで半兵衛がいる美濃の菩提山を訪ねていました。そこには松寿丸が生きていて、おねを出迎えました。

半兵衛は、自分の命が残りわずかである事を悟り、一人で罪をかぶるつもりで、秀吉に内緒で松寿丸を匿っていたのです。そのことは長浜城でおねから松寿丸を受取る時に、「それがしとお方様、二人限りの秘密でございます。」とおねだけに伝えていたのです。

姫路の職隆のもとに、おねからの箱入りの文が届けられました。職隆はそれを寝込んでいた光に見せます。

「今後も織田に味方して欲しい。」と書かれた文と一緒に箱に入れられていた、松の絵が描かれた扇を見て、その若々しい松が、松寿丸の松を意味していると言います。

「青々として力強い松の姿。松寿は生きておる。わしはそう思う。それをはっきりと書状にしたためれば、信長様に知られる恐れがある。それゆえ、おね様は、この松の扇で松寿が生きておる事を我らに報せて下さったに相違ない。」と唐突に送られた文の意味を察し、涙を浮かべて笑います。

光も扇の松を見つめて、徐々に職隆の言う事を飲み込んでいき、笑います。

職隆は改めて「織田につく事に決めた。それが唯一、我らが生き残る道じゃ。よいな、光。」と話すのでした。

瀕死の状態の官兵衛

松寿丸が半兵衛に殺されたという情報を信じていなかった官兵衛でしたが、村重の目を盗んで会いに来た、だしによって事実だと聞かされ、打ちのめされます。

それからの官兵衛は、松寿丸の事を思い出しては発狂し、涙を流し過ごしていました。雨水が流れ込み、水浸しの土牢で足は冷やされ、さらに冬の寒さが襲い、過酷な環境のもとで、なんとか生きていました。

一方、村重のもとには、毛利から援軍の延期を伝える書状が送られてきていました。家臣たちは右近と清秀に裏切られた上、毛利の援軍も来ない事に焦りを募らせていっていました。

村重は「他言無用。」と家臣たちに話が漏れないよう言いましたが、庭で控えていた者たちの中に、九郎右衛門がおり、様子を伺っていました。

食事も受け付けなくなり日に日に弱っていた官兵衛を、牢番の男も気にかけていました。

朦朧とした意識のなかで官兵衛は、母のいわ(戸田菜穂さん)が「万吉。生きるのです。官兵衛、死んではなりませぬ。」と言って薬を飲ませてくれている姿が見えました。

いわの顔はだしの顔へと変わり、「官兵衛様、死んではなりませぬ。」と言って、だしが薬を飲ませてくれているのが分かりました。だしは必死に官兵衛の体をさすり、励ましました。

目が覚めた官兵衛は、出された食事がお椀から土の上に転げ落ちても、必死に食らいました。

季節は変わり、牢に光が差し始めました。光の先には藤の花が咲いていました。

今回はここまでです。

今回の、孫の死を知らされた職隆役の柴田恭兵さんの演技が泣けました。涙を目にいっぱい溜めながらも、必死に正気を保とうと振舞う姿に心打たれました。

「跡継ぎを2人とも失ってしまいました。」と言う言葉が重く、秀吉に訴えかける姿が一番泣けました。

次回、第22回「有岡、最後の日」です。

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やっと官兵衛が助け出されます!


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