大河ドラマ「おんな城主 直虎」も今回で第26回、物語も折り返しです。

前回、第25回「材木を抱いて飛べ」では、井伊は今川から謀反の疑いを掛けられました。

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しかし龍雲丸一味の助けを借りて材木を取り戻すことで、忠義を示しました。今川氏真はこの井伊の忠義にどのような判断をするのでしょうか?

前回の第25回「材木を抱いて飛べ」を見逃した方は、是非、こちらをご覧下さい。

おんな城主 直虎「第25回 材木を抱いて飛べ」のネタバレとあらすじと感想。

第26回のサブタイトルは、「誰がために城はある」。これは、ヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」が元ネタですね。ヘミングウェイは20世紀のアメリカで活躍し、ノーベル文学賞を受賞した偉大な作家です。

気賀に城を建てる

井伊の今川への謀反の疑いを晴らすべく、あふれるほどの忠義を見せつけた直虎(柴咲コウさん)。今川氏真(尾上松也さん)は納得したようで、お咎めは無しとなりました。ほっとした表情の直虎。

一方、気賀では商人が集められ、今川家臣の大沢基胤(嶋田久作さん)と部下たちが、気賀に城を築くと宣言します。もちろん商人は反対。龍雲丸(柳楽優弥さん)もそれを聞き、怒りに燃えた表情をしました。

井伊の館では、女たちが商品の反物に「井」の字を刺繍しています。女が集まればおしゃべりがつきもの。しの殿(貫地谷しほりさん)が庵原様には妙な癖があると言うと、皆が耳をそばだてます。高瀬(髙橋ひかるさん)を向こうに下げさせようとする祐椿尼(財前直見さん)。年若い高瀬に聞かせたくない庵原様の癖とは何なのか、とても気になります…。

そこに、龍雲丸が「これが井伊のやり方か!」「井伊の材木で気賀に城を建てるって話じゃねえか」と叫びながら押し入ります。いつもの飄々とした様子はなく、荒ぶる声で直虎に詰め寄りました。

小野政次(高橋一生さん)が割って入り「その話、井伊のあずかり知らぬことだ」と、今川が前々から進めていた話で、たまたま井伊の材木が転がり込んできたのだと説明します。

直虎は、「今川のすることに異を立てる力など、井伊にはない」と力なく伝えます。中野直之(矢本悠馬さん)が「切りたくはない、出ていってくれぬか」と刀で脅すと、「何が『世を変える』だ。てめえら己を守ることばっかりじゃねえかよ」と言って、龍雲丸は館を去ります。

龍潭寺の井戸端で、政次と直虎が話し込みます。直虎は「何か力になってやることができぬか」と悩みますが、政次は「お前は一体どこの当主なのか」と鋭い指摘で返します。

直虎と政次ですが、何かあるたびに、二人で碁を打ち、井戸端で集まります。周りには親しくしているところを見せませんから、それぞれ話したいと思った時に、アイコンタクトのようなもので『井戸端集合!』と合図して集まるのでしょうか。現代だったらスマホでこっそりメールでもすればいいのでしょうけど。

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二つに割れた気賀

井伊もその他の国主も、今川を恐れ気賀の商人に味方するものはいません。気賀に戻った龍雲丸は「気賀は面倒だ、城を作るのはやめようと思ってもらうしかねえでしょ」と言って、材木に火をつけます。他にも銭を盗んだり、牛や馬を穴に落としたり、様々な妨害を始めたのです。

井伊にきて、材木の追加を依頼する大沢。気賀の城主になろうとしている大沢は、商人の抵抗に対して「槍や刀に訴えるまでにございます」と強気です。

直虎はいてもたってもいられず、政次の静止を振り切り「下知には背かぬ!」と言い捨てて、気賀へ馬を走らせます。

気賀に着いた直虎とお供の中野。気賀は人気もなく閑散としています。中村屋(本田博太郎さん)に聞くと、城建設反対の商人が龍雲丸につき、一方これは儲かるとみた商人が大沢側につき、気賀がまっぷたつに割れてしまったそう。

直虎は中立派の中村屋と組んで、両者を話し合いの席につけます。両者の考えを聞いた上で「城は建ててもいいが、気賀の商売に縛りを入れぬよう交渉してはどうじゃ?」とまとめました。

龍雲丸の思い

龍雲丸はなおも、城があれば戦場になると反対します。「そっちがそういう了見なら、こんなところ出ていくだけです」と龍雲丸はその場を出ていきます。追いかける直虎。

おれの親は、城を守るって言って死んだ。城は人を守るためにある。それを守るために人が死ぬなんておかしい。龍雲丸は幼少の体験から、城そのものに反対していたのです。

サブタイトルの「誰がために城はある」ですね。誰のための城なのかという思いが、彼を動かしていたのでしょう。

直虎がそれは全く違うと反論しますが「じゃあ、あんたがそこの城主をやんのか。やったところで能書きの通りにできんのか。できもしねえこと言ってんじゃねえわ」と言って立ち去ります。

直虎たちは井伊に戻りましたが、龍雲丸が気賀を出ていくことに釈然としません。そこで瀬戸方久(ムロツヨシさん)が「井伊が気賀に入るというように持っていくことはできませんか?」と、気賀の城主になることを提案します。

次週は、「気賀を我が手に」。直虎は果たして気賀の城主になるのでしょうか?