大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第30回。

世は戦国、桶狭間後の今川と武田は、同盟が崩れて一触即発状態。井伊家は今川を見限り、松平(のちの徳川)と密約を交わしますが、人質として松平配下の松下家に、しのをお嫁に差し出すことに。

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前回の第29回「女たちの挽歌」を見逃した方は、是非、こちらをご覧下さい。

おんな城主 直虎「第29回 女たちの挽歌」のネタバレとあらすじと感想。

第30回のサブタイトルは「潰されざる者」です。元ネタは「許されざる者」という映画ですが、同名のタイトルが米・日にいくつかあります。一番有名なのは、1992年の第65回アカデミー賞作品賞受賞作のクリント・イーストウッドが監督で主演の「許されざる者」です。ちなみに、2013年に李相日監督の手により、渡辺謙さん主演でリメイクされています。このリメイク版には、龍雲丸として大活躍中の柳楽優弥さんが出演していますので、「おんな城主 直虎」ファン、柳楽優弥さんファンともに見逃せない1本ではないでしょうか?

徳政令と密約

今川氏真(尾上松也さん)は国衆を集めて戦支度を命じます。井伊谷からは小野政次(高橋一生さん)が、下知を聞きに駿府に。

そこでのちに井伊谷三人衆と呼ばれる鈴木重時(菅原大吉さん)、近藤康持(橋本じゅんさん)、菅沼忠久(阪田マサノブさん)から、ある噂を聞きます。粛清された者たちは直前に寿桂尼(浅丘ルリ子さん)と面会しており、その面会こそ内通の疑いがある者を洗い出す為だったという噂です。

井伊谷からは瀬戸方久(ムロツヨシさん)も駿府に来ていました。方久は氏真に呼び出されます。そして氏真は「井伊の領地を我が直轄にしたいと思っての。…井伊は取り潰すということじゃ」と告げます。徳政令を受け入れよ、かわりに方久の領地は今川が安堵する、という密約を迫り「もし破れば…のう?」と脅す氏真。方久は密約の書状を受け取り、従わざるを得ませんでした。

一方、政次は井伊谷に戻り、今川からの戦支度の下知を直虎に伝えます。

井戸端で忍びながら話し込む直虎(柴咲コウさん)と政次。政次は以前寿桂尼と面会した時のことを詳しく聞き、内通者を洗い出す為の面会だったという噂を確認しますが「悪いことばかり考えすぎなのじゃ」と言う直虎。政次は腑に落ちない表情です。

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方久の裏切り

方久は気賀の屋敷で、例の密書をどこもしまえずに困っている様子。

直虎は方久を訪ねますが、腹が痛いなどと挙動不審。気賀に蔵が建つ話を耳にし「井伊の材木を買うてくれるか」と聞くと「別の国衆からも同じような申し出がございまして…」と、まっすぐに直虎の目を見ることができません。あまりに不審で、疑われたらすぐにバレそうです。

政次は気賀に蔵が建つことを知りませんでした。井伊に関する話で、知らないことが増えたと感じる政次。「おれの考えすぎか、亀」とひとりごち、直親(三浦春馬さん)が今川に騙されて誅殺され、自分は何もできなかったあの事件を思い出します。「ひとつこちらから仕掛けてみるか」と、作戦を立てた様子。

龍雲丸(柳楽優弥さん)は、三河の武士で方久に会いたがっている者がいると方久に取り次ぎました。しかし会ってみると相手は政次。

政次は「私は井伊を取り潰したあと、気賀を任されることになっているが、お主にはどういう話となっている?」とカマをかけます。方久はその場をやり過ごそうとしますが、龍雲丸が腰に隠した書状を取り上げ、裏約束がバレました。龍雲丸は「あんた尼小僧に取り立ててもらったんじゃねえのかよ」と凄みますが、方久は「今川に逆らえば、気賀だってどう転ぶか分かるでしょう」と開き直ります。徳政令を拒もうが、井伊は力で取り潰されるだけだと…。

今川からの下知

井伊谷に今川の家臣・関口(矢島健一さん)が、徳政令を速やかに行うようにと下知を伝えに来ました。それはおかしいと訴える直虎に、実は方久が徳政令を望んでいるのだと畳みかけます。

「せめて考える暇を下さい」と返事をする直虎。関口は明日まで待つことに。

悩む直虎。そこに政次が「おとなしゅう、お受けになりますよう」と言い、奥村六左衛門(田中美央さん)と中野直之(矢本悠馬さん)の2人は反発。直虎が「その男はただの犬じゃ」と諌めます。他人の前では、つながっていることを隠し通しています。

「明日は今川館が焼け落ちるかも知れぬ」、事あるごとに浮かんだセリフですが、武田との戦を前に現実味を帯びてきました。南渓和尚と話しながら考えを探ります。

直虎は1人碁盤に向かい、策を練ります。政次も自室で碁盤に。離れた場所にいながら、まるで相談しあっているような2人。第25話でもこのような場面がありました。

井伊は取り潰される。だが井伊を取り潰した今川も、そう遠くないうちに武田に潰されるとすれば…?

敢えて井伊を潰して、今川の懐に入り、関口の首を松平に差し出せば、井伊はよみがえる…!これが直虎と政次が描いた、井伊家存続の筋書きです。

そんなとき、祝田・瀬戸の百姓が関口の泊まる部屋の前に大挙して座り込みました。徳政令の話しを聞き「徳政令は望まんに!」と訴えたのです。関口の家来は黙れ!と百姓たちを棒で殴りつけますが、声は収まりません。

政次が影で成り行きを見ていると、直虎も駆けつけました。すると政次は直虎の襟をつかみ、刀を喉元につきつけ「おれを信じろ、信じろおとわ。」と囁きます。

次回は「虎松の首」。予告での「地獄へはおれが行く」とう政次のセリフが気になります。

次回が怖いような…でも楽しみに待ちましょう!