毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「西郷どん」。

2018年3月18日、第11回「斉彬暗殺」が放送されました。

前回、島津斉彬(渡辺謙さん)は、篤姫(北川景子さん)に、輿入れ先は十三代将軍、徳川家定(又吉直樹さん)と告げました。

西郷吉之助(鈴木亮平さん)は、越前の橋本左内(風間俊介さん)から、家定には子は作れない事と、斉彬が、幕府内での力を付けるために篤姫を将軍に嫁がせ、さらに次の将軍に一橋慶喜(松田翔太さん)を推そうとしている事を聞かされます。

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今回は、斉彬が篤姫を御台所にする為に奔走する事と、井伊直弼(佐野史郎さん)と対立する場面も出てきます。

前回の第10回「篤姫はどこへ」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

西郷どん 第10回「篤姫はどこへ」のネタバレとあらすじと感想。

それでは、第11回「斉彬暗殺」のあらすじと感想です。

篤姫の輿入れと慶喜擁立

篤姫の輿入れを実現する為に動き出した斉彬は、家定との対面を果たしました。

しかし具体的な話を始めようとすると、家定は、外にいたカラスが気になって途中で立ち上がり、斉彬の話をちゃんと聞いてはくれませんでした。

彦根藩主井伊直弼は、将軍継嗣問題で、紀州の徳川慶福(荒木飛羽さん)を推している南紀派で、一橋派の斉彬とは対立していました。

井伊直弼は、篤姫を輿入れさせて自身の力を強めようとしている斉彬を牽制します。話をかわした斉彬に「くれぐれも御身、大切になされませ。」と意味ありげに言うのでした。

一方その頃薩摩藩邸では、嫡男虎寿丸(藤本悠希さん)が、吉之助と相撲を取った直後倒れ、そのまま亡くなってしまいました。斉彬は立て続けに5人の子を失ったのです。

斉彬は、虎寿丸が亡くなった直後でも日々迫りくる列強の脅威に立ち向かう為、働き続けました。

さらに篤姫の輿入れを実現する為、水戸の徳川斉昭(伊武雅刀さん)、息子の一橋慶喜と越前の松平慶永(津田寛治さん)と宴に出かけます。

宴の場には橋本左内と、庭には吉之助も控えていました。

慶喜は、左内と吉之助に宴に参加するよう指示しました。左内が酌をして回っているなか、慶永が左内を「和漢の学はもちろん蘭語を読みこなし、政の是非を的確に判断できる」優秀な人物で、使い番として信頼していると紹介します。

話題は篤姫の輿入れの事になり、斉昭が「慶喜を推すと言っている島津殿も、もし篤姫との間に子が出来れば気が変わるのでは?」と斉彬に話を振ると慶永が「公方様に、お世継ぎが出来るはずもございませぬ。」と笑います。

話を聞いていた吉之助は、大うつけだという家定に篤姫を嫁がせる理由を尋ねます。斉彬は「一橋を次の将軍にするよう直々に働きかける為。」とシラっと言ってのけるのでした。信じられない様子の吉之助。

越前と薩摩で、慶喜を次の将軍に推す事を改めて表明して、斉昭を喜ばせます。

慶喜は前に「将軍にはなりたくない。」と吉之助に伝言を頼んでいたのに、話の流れが変わっていない事に腹を立てます。

慶喜は「思われているような人物ではない。メリケンやエゲレスと互角に渡り合うなど、考えただけでも逃げ出したくなる。」と言っても、斉彬は「メンツや見栄にこだわっていても何も変わりません。」と言って慶喜の考えを良いように受け取り、慶喜をあくまで「英邁なる人物」と信じて疑いません。

斉彬も一途っていうか、自分が推す人物がまさか情けない人物だとは思えないのでしょう。

慶喜は、喜んで受けろと言う斉昭と、嫡男が亡くなったばかりなのに宴に出て、娘に不幸な結婚をさせようとする斉彬に呆れかえり「ここにはまともな父親は誰一人おらぬようじゃな。」と席を立つのでした。

私は、今回ばかりは慶喜の意見が一番まともだと思ってしまいました。

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久光と正助の出会い

薩摩の大久保正助(瑛太さん)の家に、村田新八(堀井新太さん)や有馬新七(増田修一朗さん)らが集まり、未だ遠島処分のままの正助の父、次右衛門(平田満さん)の事や、虎寿丸の死を全部由羅(小柳ルミ子さん)のせいにして、いきり立っていました。

今にも暴走しそうな男たちを正助は「今は待つ時。」と冷静になだめていたのです。

そんな時、鶴丸城記録所にいる正助に、斉彬の弟、久光(青木崇高さん)が、文政7年に宝島がイギリスに攻められた時の記録を探しに来たと言う連絡が入ります。

正助は、探しに来た久光に理由を聞くと「エゲレス人がどげな風に戦ったか知りたか。今後、異国との戦になるやもしれん。少しでも多く知識を蓄えておかんにゃならん。」と答えます。

久光の姿勢に感銘を受けた正助は、虎寿丸の死でまた薩摩藩が騒がしくなっている現状を鎮められるのは久光様だと訴え、記録を差し出します。

久光は正助に名を聞きましたが答えず、久光は記録だけを受け取って去っていきました。

正助と久光の出会いです。正助にとって斉彬は、吉之助が思うほど魅力的な人物でもないようです。父は遠島から戻せてもらえないし、自身も江戸に呼んではくれていません。原作でも斉彬に対して批判的です。

正助が久光の目に留まるこの一場面が、今後の流れへの伏線ということになるのでしょう。

犯人捜しする吉之助

斉彬が宴から帰った後、倒れました。吉之助は滝行をし、護摩を焚いて斉彬の無事を祈りました。

祈りが通じたのか、3日後斉彬は一命を取り留めます。

薩摩藩士の中で、また由羅の呪詛では?と証拠を見つけようとする動きが出てきました。大山格之助(北村有起哉さん)と有村俊斎(高橋光臣さん)も藩邸内に呪詛の札がないか探し回ったりしていました。

虎寿丸が亡くなった時、吉之助は部屋で大山たちと由羅と斉興(鹿賀丈史さん)を疑う話をしていた事を、潜んでいた斉興の刺客に聞かれ、報告されていました。由羅はまた疑われていることにうんざりしている様子でした。

吉之助は、何者かが自分たちの話を聞いていた事に気付いており、斉彬が倒れた事も斉興の仕業ではないかと考えていました。斉彬に「毒が盛られていたのなら、何者か突き止める。」と言って膳に手を付けないよう言います。

そして斉彬の膳を密かに持ち出し、品川宿にいた橋本左内にみてもらおうとします。

斉彬が命を狙われたという話を立ち聞きしていた慶喜は、将軍に推されることで自分も命を狙われるのでは?と声を荒げます。

吉之助が疑った通り、焼き魚にヒ素が含まれていたことがわかりました。慶喜は「毒味の後で屋敷の何者かが?」と言います。

左内は、日々の食事に少しずつ盛られていたのだろうと推測します。

さらに、三人が話しているのを襖の向こうで聞いている人物の気配に吉之助が気づき、襖を開けるとお面を付けた男が現れました。男は酒に酔っている様子で、「部屋を間違え申した。」と薩摩なまりで言います。

左内は「酒の匂いがしない。」と見抜くと男は左内を羽交い絞めにして人質に取り、階下まで下りていきます。すぐに追いかける吉之助。

一瞬、お面が外れて顔が見えましたが、すぐにはめ直し逃げる男。吉之助が追いかけましたが逃げられてしまいました。

斉彬を狙う者たち

男が薩摩なまりだったこともあり、斉興の仕業と確信した吉之助は、斉興と由羅が滞在している高輪の屋敷に乗り込み、二人を追及しました。

吉之助は出された薩摩のお菓子に毒が入っていると思い込んでおり、手を付けないでいると、由羅が近づいてきて一つつまんで食べてみせました。毒を盛ったのは、斉興ではなかったのです。

「確かにわしは、今でん斉彬が憎か。憎くてたまらん。じゃがな、あいつを憎んじょっとはわしだけではなか。他に山ほどおっど。卑しき身の分際で、何の証拠もなく、こい以上わしらを疑うならば、こちらとて容赦はせん!」斉興は言い放ちます。

「そうなれば斉彬様とて無事では済みますまい。」由羅はそう言って高笑いをするのでした。

自分のしでかした事の大きさを実感し、涙を流す吉之助でした。

吉之助が薩摩藩邸に戻ると、斉彬は、家臣と蒸気を使った機械の研究に没頭していました。

斉彬は他の家臣を下がらせた後、高輪の斉興の所に行った吉之助を「大馬鹿者!」と言って蹴り飛ばします。吉之助は「殿の命を狙うものを一刻も早く探索せねば…」と言い訳します。

「そんな下らぬ事の為にお前を召し上げたのではない!」と斉彬が言うと、「確かに毒が盛られ、殿の命が何より大事…」とさらに吉之助が言い訳しようとすると、「つまらん!つまらん!つまらん!」と斉彬は言葉を遮ります。

「時がないのがわからんのか、わしは命など惜しゅうはない。命に代えてもやらねばならぬ事があるのだ!」と言い放ちます。

斉彬は倒れ込みながらも「この国を変える。この国を強くする。」と言い続けます。

「わしが何故お前を側に置くか分かるか?わしもお前と同じ大馬鹿者だからだ。民の為に命を捨てられる。そうだろう?民の為の国を、そんな国を作りたい。」斉彬は言うのでした。

その頃、井伊直弼のもとに斉彬が持ち直した事が報告されます。斉彬には敵が多く、方々から命を狙われていると合わせて報告されました。

さらに慶喜が品川宿に入り浸って、日がな一日女の絵を描いている事も報告されます。

報告している長野主膳(神保悟志さん)がいる襖の向こうには、吉之助が品川宿で会った男が身に着けていたお面を、腰にぶら下げた男が控えていたのでした。

今回の話はここで終わりです。結局誰が毒を盛ったのか、分かりませんでした。

薩摩藩邸で吉之助たちの話を盗み聞きしていたのは、斉興の手の者で、品川宿で話を聞いていたのは彦根藩の者でした。

薩摩藩邸に入れるのは薩摩藩士でしょうから、やはり斉興の手の者でしょうか?

謎のままです。

次回、第12回「運の強き姫君」です。

篤姫の輿入れ話が進むのでしょうか?