大河ドラマ『西郷どん』の冒頭で出た、錦戸亮さんが演じる吉之助の弟、西郷従道。

人気者の隆盛に比べ、あまり知られていない従道ですが、明治政府で大きな役割を果たした人です。

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吉之助は「大西郷」と呼ばれるのに対して、従道は「小西郷」と呼ばれています。

西郷従道の生涯と、後半は演じる錦戸亮さんについてみていきたいと思います。

幕末の西郷信吾(従道)

西郷従道は、天保14年(1843)、5月5日、薩摩加治屋町生まれ。幼名は「龍助」、茶坊主の時は「龍庵」。文久元年(1861)からは「信吾」となり、明治4(1871)以後は「従道」。読み方はじゅうどう。つぐみち、よりみち、とも呼ばれていたようです。

二十歳までの信吾についてみていきます。

嘉永5年(1852)10歳、両親が相次いで亡くなる。

安政2年(1855)13歳、有村俊斎の世話で茶坊主となる。「龍庵」

文久元年(1861)19歳、還俗して「信吾」となる。

文久2年(1862)20歳、勤王討幕の為、京に集結していた精忠組に参加。

文久3年(1863)の薩英戦争では、薩摩の弁天の砲台を大山弥助(巌)と守っていました。

禁門の変では、兄吉之助と一緒に長州と戦いました。その後、戦が終わっても信吾は、弥助と京の町の警備に当たり、治安が落ちついた後、しばらく京で学問と世相見学に励んだとの事です。ちなみに大山巌とは1歳違いで、幼馴染です。

慶応4年(1868)、鳥羽伏見の戦いで右耳下を撃たれ、一時危篤となりましたが一命を取り留めます。その後の2月、東征大総督の府下参謀となった吉之助と共に、江戸に向かいます。

3月に駿府に来た山岡鉄舟に、江戸城明け渡しの降伏条件を吉之助が渡した時と、三田の薩摩屋敷での、吉之助と勝海舟の会談の時、信吾は、司令部付として軍のなかにいたので、談判の一部始終を聞いていました。

5月の上野彰義隊の戦いでは、本隊にいて攻撃に加わっていました。9月の会津開城、庄内藩の降伏に立ち会った吉之助に、同行していました。

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明治からの西郷従道

次に、明治になってからの従道をみていきたいと思います。西南戦争までの従道についてまとめました。

明治2年(1869)27歳、山県狂介(有朋)と欧州留学。兵制を研究。警察、鉄道なども視察。

明治3年(1870)28歳、兵部権大丞から陸軍掛となる。鹿児島で吉之助の世話で結婚。

明治4年(1871)29歳、鹿児島で旧士族を中心に警察官を募集、志願者と東京へ向かう。

明治7年(1874)陸軍中将、台湾蕃地事務都督になり、台湾出兵を断行。

明治10年(1877)の西南戦争の時は、陸軍卿代理として東京で留守を預かっていたので、兄の吉之助側にも、政府側として鹿児島に行くこともありませんでした。

明治11年(1878)、4月に近衛都督を免じられ、希望していたイタリア駐在公使に任じられましたが、5月大久保利通が暗殺されたことで話は流れてしまいました。

新しく参議兼文部卿となります。

明治14年(1881)10月には農商務卿に任じられ、明治18年(1885)内閣発足で海軍大臣になりました。こうやって役職をみていくと、陸軍だったのが、文部、農商務、そして海軍と役職が多岐に渡っているのがわかります。

農商務卿時代には、従兄弟の大山と那須野ヶ原の開墾をしました。これは、欧州を視察した時、広い農場経営をみてきた事で、開墾にも関心があったようです。欧州視察してきた経験が、兵制、警察、農業と様々な分野で活きたんですね。

従道は、兄の隆盛が西南戦争で朝敵扱いになったことから、出過ぎて人の反感を買わないよう控えめに振舞っていたそうです。総理大臣に推す声もあったそうですが、固辞しています。

兄の隆盛は、徳があり気迫に満ちていて、自然と人がついてくるという人物でしたが、従道は、部下に任せて責任を負わせる事で、仕事の意欲を高めるようにもっていくという、兄とは違ったやり方での統率力を持っていた人物だったようです。

明治27年(1894)海軍大将になり、明治31年(1898)には最後の官職の内大臣になります。明治33年まで続けて、あとは元老として天皇を補佐しました。

そして、明治35年(1902)病気で亡くなりました。60歳でした。

西郷従道役の錦戸亮さんについて

続いて演じる錦戸亮さんについてみていきたいと思います。

錦戸さんは1984年11月3日、大阪府生まれ。所属している関ジャニ∞では、主にメインボーカル、ギターを担当されています。

関ジャニ∞での活躍

2002年、テレビの番組で、関西ジャニーズJr.の中から選ばれて関ジャニ∞が結成されます。

2003年、バレーボールワールドカップ2003のイメージキャラクターとして結成されたNEWSのメンバーにも選ばれ、2011年10月まで、関ジャニ∞とNEWSを兼任しました。

兼任している時に関ジャニ∞として出演した「うたばん」で、中居正広さんから、錦戸さん自身が名乗る時、関ジャニ∞とNEWSどっちのグループ名を言うのかと質問された時、「関西では関ジャニ∞の錦戸」と名乗っているとおっしゃっていました。

私はその言葉を聞いて、本当は関ジャニ∞一本でやりたいんだろうなと思っていました。個人でもお芝居の仕事をして、NEWSでも関ジャニ∞でも活動して、相当忙しかったと推測された時期ですね。

関ジャニ∞のシングル

それでは、関ジャニ∞の今までに出されたシングルの曲名をみていきたいと思います。

2004年「浪花いろは節」

2005年「大阪レイニーブルース」、「好きやねん、大阪/桜援歌(Oh!ENKA)/無限大」

2006年「∞SAKAおばちゃんROCK/大阪ロマネスク」、「関風ファイティング」

2007年「ズッコケ男道」、「イッツ マイ ソウル」

2008年「ワッハッハー」、「無責任ヒーロー」

2009年「急☆上☆Show!!」、「GIFT~白~」、「GIFT~赤~」、「GIFT~緑~」

2010年「Wonderful World!!」、「LIFE~目の前の向こうへ~」

2011年「T.W.L/イエローパンジーストリート」、「マイホーム」、「365日家族」、「ツブサコイ」

2012年「愛でした。」、「ER【エイトレンジャー】」、「あおっぱな」

2013年「へそ曲がり/ここにしかない景色」、「涙の答え」、「ココロ空モヨウ」

2014年「ひびき」、「キング オブ 男!」、「オモイダマ」、「ER2【エイトレンジャー】」、「言ったじゃないか/CloveR」、「がむしゃら行進曲」

2015年「強く 強く 強く」、「前向きスクリーム!」、「侍唄(さむらいソング)」

2016年「罪と夏」、「パノラマ」、「NOROSHI」

2017年「なぐりガキBEAT」、「奇跡の人」、「応答セヨ」

関ジャニ∞の曲としては、「浪花いろは節」で2004年CDデビューし、はじめは関西出身を前面に出していたからか、大阪色の強い楽曲をリリースされていました。

2007年「ズッコケ男道」、2008年「無責任ヒーロー」は、ファンでない人にも関ジャニ∞の曲を知られるようになっていったと、私は勝手に思っています。

関ジャニ∞のレギュラー番組

現在の関ジャニ∞、メンバー全員でのレギュラー番組を挙げます。

TBS「ペコジャニ∞!」

フジテレビ「関ジャニ∞クロニクル」

テレビ朝日「関ジャム完全燃SHOW」

関西テレビ「関ジャニ∞のジャニ勉」

関ジャニ∞の他のメンバーに比べると、あまり前に出て話す方ではないですが、お芝居以外での素の錦戸さんが知れます。

俳優としての活躍

さてさて、俳優での活躍ですが、1997年から所属されていた関西ジャニーズJr.時代から、テレビドラマや、舞台に出演されていたようです。私の記憶では、「てるてる家族」に出演されだした頃には、確かもうお顔とお名前を知っていたので、もしかしたらドラマ以外のテレビで、お顔を拝見していたのかもしれません。

錦戸さん出演の主なドラマをみていきます。

2003年「てるてる家族」

2005年「がんばっていきまっしょい」、「1リットルの涙」

2006年「アテンションプリーズ」

2008年「ラストフレンズ」、「流星の絆」

2010年「ジョーカー許されざる捜査官」

2011年「全開ガール」

2012年「パパドル!」

2013年「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」

2014年「ごめんね!青春」

2015年「サムライせんせい」

2017年「うちの夫は仕事ができない」

2018年「西郷どん」

錦戸さんを全国区にしたのはやはり2003年のNHKの朝ドラ「てるてる家族」でしょう。石原さとみさんの相手役でした。このドラマは観ていました。

ドラマ出初めの頃は、真面目で爽やかな青年役が多かったですよね。

しかし「ラストフレンズ」で長澤まさみさんへのDVをする男役、これは度肝抜かれました。なかなかな気味悪さで、追い回している姿は怖くてチャンネルを変えました。目が動かないんですよね。アイドルじゃないな、と思いました。

コメディもシリアスなものも両方こなされている錦戸さん。役どころは幅広いですね!

あと、「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」や「サムライせんせい」での、ちょんまげや烏帽子などがよく似合っていました。「サムライせんせい」は、武市半平太がタイムスリップしてきた、という話でした。

錦戸亮さんに対する感想

錦戸さんは今年に入って、映画「羊の木」の宣伝で、他の出演者の方と一緒にクイズ番組や「VS嵐」などのバラエティ番組に多数出演されていました。

とても知識が豊富で、クイズも次々と正解されていたので正直驚きました。賢い人だと思いました。

グループの一人ではない、一人の俳優としてのバラエティ出演で、関ジャニ∞での出演の時と比べると、とてもよく話されていました。

芸人さんにツッコまれると「関ジャニのなかではシュっとしてる方なのに」とか、「ただただ普通の事を言ってるだけ。」とか自虐的な事を言っていて、とても面白かったです。

錦戸さんを、関ジャニ∞じゃない、一人の俳優さんとして見た時、印象が変わりました。

西郷従道を演じる錦戸亮さんへの期待

西郷従道さんは、理性的で自分の感情を表に出さないタイプの人だったそうなので、私は、錦戸さんと似ているのではないかと思いました。

賢くて理性的で、限られた分野だけじゃなく幅広く活動して、分からない事は人に任せる。

まさに錦戸さんにぴったりではないかと思います。

どんな従道になるのか、とても楽しみです。